お知らせ

2024年5月10日のスタッフ動き(山鹿市にて医療的ケア児等支援者会議)

2024.5.12

山鹿市にて県障がい者支援課とともに医療的ケア児等支援者会議に出席しました(小篠・宅島)

山鹿市民医療センター小児科外来にて医師・看護師を対象に小児の医療的ケア実技研修を行いました(小篠・宅島)

山鹿市の公立小学校にて担当者会議に出席しました(小篠・宅島)

山鹿市にて医療的ケア児が通う民間保育園に訪問しました(小篠・宅島)

 

<山鹿市(= 鹿本圏域)の医療的ケア児等支援者会議>

山鹿市の行政職員(障がい福祉、母子保健、保育など)、児童発達支援センター、基幹相談支援センター、県庁から障がい者支援課、熊本県医療的ケア児支援センターが参加しました。県庁、市町村、医療的ケア児支援センターの3者が三位一体となって市町村における医療的ケア児支援体制整備を行う。講演でいつもお話していることの縮図が今回の会議の場でした。障がい者総合支援法を根拠法とし、その地域の障がい児者支援体制整備において中核的な役割が期待されている基幹相談支援センター、さらに2024年4月からの児童福祉法改正により医療的ケア児を含む全ての障がい児支援について機能の強化が謳われている児童発達支援センターの参加もあり、障がい者総合支援法を根拠法とするいわゆる「協議会」(旧・自立支援協議会)の様々な部会での今年度計画を教えていただくなど、実りの多い会議となりました。

私たちが運営している熊本県医療的ケア児支援センターは熊本大学病院小児科が担当・運営しているため、どうしても18歳以降の就労について経験と知識の不足が否めません。医療的ケア児は18歳をすぎると一般就労も含め働いていく時代になっていきます。私たちはその時代に備えて今から医療的ケア児の就労支援体制をどのように整備していくか考えていく必要があります。

今回、鹿本圏域の協議会の年間計画を拝見し就労支援についての研修会が計画されていましたので、その研修会に私たち熊本県医療的ケア児支援センターのスタッフも勉強のため参加させていただけることになりました。ハローワーク障害者就業・生活支援センターと連携してどのように医療的ケア児の就労を支えていくか考えていきたいと思います。

このように県庁と共同して各市町村の4課(母子保健、障がい福祉、保育、教育)、児童発達支援センター、基幹相談支援センターを交えた会議に出席したり、各圏域の協議会や地域療育ネットワーク会議とも連携して県全体の医療的ケア児支援体制整備を行って参ります。

会議では山鹿市の医療的ケア児を支える医療体制にも話題が及びました。医療的ケア児の訪問診療、訪問歯科、訪問看護、訪問薬剤師。大学病院という医療の中枢機関に設置された強みを大いに生かして、医師会とも連携し私たちは各圏域の医療体制整備にも力を入れて参ります。

 

2024年5月12日

文責 熊本県医療的ケア児支援センター 副センター長 小篠史郎

 

山鹿市民医療センター

 

山鹿市民医療センター小児科外来にて医師・看護師を対象に小児の医療的ケア実技研修

 

山鹿市の医療的ケア児等支援者会議

 

山鹿市役所 本庁