お知らせ

2024年2月8日のスタッフ動き(宮城県医療的ケア児等相談支援センターちるふぁから視察)

2024.2.10

宮城県医療的ケア児等相談支援センターちるふぁの主任相談支援専門員・太田勇樹様が当センターの視察に来られ、県障がい者支援課とともに意見交換を行いました(小篠、宅島、片山、松村)

熊本大学医学部医学科4年生臨床実習C班5名に小児在宅医療実技指導を行いました(小篠)

北野昭人先生(北野小児科)、緒方健一先生(おがた小児科内科)、島津智之先生(穂っぷこども在宅&心身クリニック)と打ち合わせを行いました(小篠)

 

宮城県の特徴として

  • 一般社団法人宮城・仙台障害者相談支援従事者協会が宮城県医療的ケア児等相談支援センターを運営しているため各地域の基幹相談支援センターとの親和性が高い
  • 基幹相談支援センター設置率が県全体の85%と高い
  • その結果、県全体の障がい福祉施策の中核的な人材との連携が容易である

と感じました。一方で大学病院設置の医療的ケア児支援センターを持つ熊本県の強みとして県医師会・県歯科医師会・県薬剤師会・県看護協会など医療系の職能団体と連携しやすい点があると感じました。

太田様には宮城県の現状についてたくさんのことを逆質問させていただき大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

宮城県医療的ケア児等相談支援センターちるふぁ・太田勇樹様との記念撮影(右から太田様、社会福祉士・宅島、保健師・松村)

 

医学生が訪問診療医役、ご家族役に分かれ、訪問診療医として常時人工呼吸器装着児の自宅に訪問し、対話しようとしても反応がわかりにくい重症心身障害児と家族の両方にコミュニケーションを取りながら胃ろう交換と気管カニューレ交換の実技を行いました。4年生の臨床実習期間中は毎週4-5名の小グループでコミュニケーションを重視した小児の訪問診療のシミュレーションを行っています。重症心身障がい児者に特有の気管軟化症である「腕頭動脈気管圧排」による窒息発作や病態の動画も交え講義を行います。医学生たちが将来医師になって全国に散らばり、「あのとき経験したな」とこの日のことを思い出して小児の訪問診療に抵抗なく対応してくれる10-20年後の未来が楽しみです。

熊本大学医学部医学科4年生に小児在宅医療実技指導