2024年5月16日のスタッフ動き(医療的ケア児の避難訓練を開催)
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2024.5.17
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県庁の熊本県防災センターにて災害時小児周産期リエゾン意見交換会に出席しました(小篠)
上益城圏域にて医療的ケア児の避難訓練を開催し個別避難計画の検証を行いました(片山・宅島)
熊本大学医学部医学科5年生に小児在宅医療実技指導を行いました(小篠)
<医療的ケア児の個別避難計画と避難訓練>
医療的ケア児支援センターや市町村・都道府県の防災所管課・障害福祉所管課等が連携し、全ての医療的ケア児の避難行動要支援者名簿への掲載と個別避難計画作成・年1回の避難訓練をすすめていくことを目指しています。今回その一環としてひとりの医療的ケア児の避難訓練を医療的ケア児支援センターとして開催・参加しました。
都道府県内でこうした取り組みがほとんど進んでいない状況では、下記<医療的ケア児の自宅での避難訓練で想定される参加者>の中から第一層「市町村〜個別ケース関係者」、第二層「圏域関係者」、第三層「都道府県関係者」の全てが参加するのがよいでしょう。取り組みが進んでいくと第一層・第二層のみで対応できるようになり、さらに進むと第一層のみで有効な避難訓練ができるようになるでしょう。
熊本県ではまだ取り組みが始まったばかりで、第一層・第二層・第三層の全てが参加した方がよいフェーズです。
こうした取り組みが熊本県全域、そして全国に広がっていくとよいです。
<医療的ケア児の自宅での避難訓練で想定される参加者>
第一層「市町村〜個別ケース関係者」
訪問看護師、相談支援専門員、保健師(市町村の校区担当)、校区の自治会(自治会長、防災担当、民生委員・児童委員)、近所の方、市町村の障がい福祉担当課・防災担当課
第二層「圏域関係者」
基幹相談支援センター、児童発達支援センター、圏域配置の医療的ケア児等コーディネーター
第三層「都道府県関係者」
医療的ケア児支援センター、保健所の小慢・指定難病担当の保健師、都道府県の障がい福祉担当課・防災担当課
文責 小篠史郎
熊本大学医学部医学科5年生に小児在宅医療実技指導
県庁の熊本県防災センター