2023年12月22日のスタッフ動き(八代保健所にて打ち合わせ)
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2023.12.24
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八代保健所にて八代圏域の難病・小慢の人工呼吸装着児者の災害対策について意見交換を行いました(小篠、宅島)
鹿児島県医療的ケア児等受入体制構築促進セミナー(鹿児島県主催)のシンポジウム動画収録がありオンライン司会を行いました(小篠)
熊本市内の私立幼稚園を訪問しました(勝間田)
各圏域の保健所は難病・小慢の人工呼吸装着児者のリストを持っており、医療的ケア児支援センターとして全都道府県下の人工呼吸装着児者の災害対策を検討する際に大きな役割を担う連携先となります。今回の意見交換でわかったことは
・難病と小慢の県庁での所管課が異なる
・(当然ながら保健所は)難病と小慢に該当しない人工呼吸装着児者は把握していない(市町村で把握すべき事項になる)
・保健所における難病・小慢の人工呼吸装着児者の災害対策については(県庁の指示ではなく)各保健所で考えている
の3点です。
このことから、熊本県全体の難病・小慢の人工呼吸装着児者の災害対策を検討する際には医療的ケア児支援センターとして各圏域の保健所に直接足を運んだ方がよいように感じました。各圏域の現状も把握しやすいし、顔見知りにもなれますので。コロナ対応から開放されて各保健所も本来の機能を取り戻しつつあります。今後1年間ほどかけて4課協議などで各圏域に訪問するタイミングで保健所にも立ち寄り、熊本県全体の難病・小慢の人工呼吸装着児者の災害対策を検討してまいります。保健所が把握していない「難病と小慢に該当しない人工呼吸装着児者」については別口で市町村にお尋ねする方法や、県内全ての主要医療機関に調査をかける方法など、いろいろな方策を検討したいと思います。同時に小児科だけでは成人の人工呼吸装着者をカバーしきれないことから、成人科とくに脳神経内科とは連携を深めたいと思います。
鹿児島県医療的ケア児等受入体制構築促進セミナーは鹿児島県内で医療的ケア児を保育所等で受け入れるための保育所等や市町村の保育所担当課を対象としたオンライン研修会です。3年前から鹿児島県が保健福祉振興財団に委託して毎年開催し、当センターが初年度から講師やシンポジウム司会として協力しています。全国の都道府県において、医療的ケア児支援法に基づき母子保健、障がい福祉、保育、教育、医療等の各分野において都道府県が主体となり医療的ケア児支援センターと協力してこのような形式のセミナーが主催され、市町村や現場の力になることを期待します。