お知らせ

2023年12月6日のスタッフ動き(人吉球磨障がい者総合支援協議会 全体会)

2023.12.7

 

第32回人吉球磨障がい者総合支援協議会 全体会(あさぎり町商工コミュニティーセンター)に出席し、「医療的ケア児とその家族を社会全体で支える 〜県・市町村・センターが三位一体となった支援体制整備〜」と題して講演を行いました(小篠・宅島)

熊本市北区に設置の児童発達支援センターと今後の医療的ケア児支援における連携・協働のあり方について打ち合わせを行いました(小篠・松村・宅島・大場・片山)

 

人吉球磨障がい者総合支援協議会は人吉球磨圏域に設置されたいわゆる自立支援協議会です。会場が満席になっていましたので150名?くらいの出席者がいらっしゃったように思います。今年度から熊本市の自立支援協議会の委員として熊本市においては会議に出席するようになりましたが、熊本市外では自立支援協議会の全体会に出席する機会は今回が初となります(子ども部会での講演や出席はこれまでも機会がありました)。前半の議題の議事進行は各部会から現況の報告があり、人吉球磨圏域のいろいろな部会・連絡会の設置状況・進捗状況が把握できて大変勉強になりました。特に就労移行支援事業連絡会の活動報告の中で熊本県芦北・球磨 障害者就業・生活支援センターみなよしからも報告があり、終了後にみなよしから参加された4名の方と名刺交換できたことが今回の大きな収穫のひとつでした。芦北・球磨圏域の医療的ケア児の高校・高等部卒業後の就労について必要に応じて今後連携したいと思います。

今回初めて熊本市以外の自立支援協議会 全体会に出席し、人吉球磨圏域の障がい児から障がい者までライフステージに沿った支援体制の状況を把握できたことで、今後の熊本県全体で目指すべき展開が見えてきた気がします。つまり、県内10圏域全てにおいて自立支援協議会に出席することで各圏域の部会・連絡会の進捗状況や課題を把握し、把握した内容を元に熊本県全体の医療的ケア児者の支援体制を形作っていく、というイメージができました。自立支援協議会に出席することは、全国的には社会福祉法人など福祉系事業所に設置の医療的ケア児支援センターであれば当然のように行っていることと思います(むしろ自立支援協議会の会長が医療的ケア児支援センター長だったりします)。熊本県のように医療系事業所に設置された医療的ケア児支援センターの最大の弱みは自立支援協議会の出席すら一苦労するなど障がい福祉面の弱さ、ということでしょう。今回の人吉球磨圏域の自立支援協議会出席を皮切りに、今後は県内各圏域の自立支援協議会に出席するにはどうしたらよいか、検討してまいります。この記事をみられた県内各圏域の自立支援協議会のご担当の方がいらっしゃいましたらオブザーバー参加などで今後連携させていただければありがたいです。

このような素晴らしい機会を提供していただいた人吉市福祉課をはじめ関係者の皆様に感謝いたします。

文責 小篠史郎