2023年11月29日のスタッフ動き(菊池圏域・地域の避難体制づくり研修会)
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2023.11.30
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県健康福祉政策課が主催し国土防災技術株式会社に委託して行われた「菊池圏域・地域の避難体制づくり研修会」(泗水公民館)に参加しました(小篠、宅島)
菊池圏域・鹿本圏域から「民生委員や防災士など地域の方」「行政職員」「民間福祉職」の3者が市町ごとに分かれて、防災教育教材 EVAG 避難行動訓練 豪雨災害編(国土防災技術株式会社)を活用したグループワークを行いました。国土防災技術株式会社から、避難行動要支援者名簿の作成が市町に義務化され、個別避難計画の作成が市町に努力義務化された歴史的背景から講義があり勉強になりました。その後、EVAGで想定されている16歳の人工呼吸器装着児とその家族を含む8組の避難行動要支援者家族についてどのように避難するかグループワークを行いました。熊本県医療的ケア児支援センターの宅島から「電気の切れ目が命の切れ目」と人工呼吸器装着児者の避難の考え方のポイントをお話しました。EVAGの開発者のお一人から、人工呼吸器装着者をEVAGに取り入れた理由として、ある県の水害で人工呼吸器装着者が2階に取り残されて救助までとても大変だった事例があったからとのことでした。どうしても高齢者に偏りがちな地域防災の研修会で医療的ケア児者のことまで検討することに驚き、EVAGを活用した地域防災研修会が全国に広がっていくとよいなと思いました。県健康福祉政策課ともお話し、昨年度はモデル地区数カ所でこうした研修会を行い、その経験を元に今年度から県内各圏域でEVAGを活用した地域防災研修会を順次開催しているとのことです。県の動きも素晴らしいと思います。
熊本託麻台リハビリテーション病院にて保育所等訪問支援や居宅訪問型児童発達支援など今後の熊本県医療的ケア児支援センターとの連携のあり方について打ち合わせを行いました(片山、宅島、小篠)
熊本市民病院に訪問し、小児基幹病院が医療的ケア児を退院後に連携室や外来でどのように関わっていくとよいのか、先進的な熊本市民病院の取り組みを勉強しました(勝間田)
文責 小篠史郎