講演会・実技講習会

開催予定

(2025年7月19日開催)第6回九州小児在宅医療支援研究会「医療的ケア児等の災害対策」のご案内

  • 開催日時
    2025年07月19日 13時30分
  • 開催場所
    オンライン

今回、7月19日開催の第6回九州小児在宅医療支援研究会のご案内です。
完全オンライン開催なので全国から参加できます。
後日配信も予定しています。

<申込方法> 下記Peatixからチケット購入ください
https://6thkyushushonizaitaku.peatix.com/view

今回のテーマは「医療的ケア児等の災害対策」です。
特別講演は
「災害時要配慮者の防災対策を進めるファーストステップ」と題して
九州大学の杉山高志 氏(情報学博士)にご登壇いただきます。

これまで「防災」という分野と「障がい福祉」の分野が
別々の管轄であったため「防災の専門家」と「障がい福祉の専門家」が
共同して「災害時要配慮者の防災対策」を進めていく動きは限定的でした。
2025年2月に国・自治体における「防災」の部署と「障がい福祉」の部署の連携を深めるため
災害対策基本法と災害救助法の改正へ向けての第一段階となる閣議決定がなされました。

今後は本格的に連携をとる体制が整っていくと考えられます。

参考

「災害対策基本法等の一部を改正する法律案」の閣議決定について(令和7年2月14日 内閣府政策統括官(防災担当))

また、個別避難計画をひとりひとりの医療的ケア児に作成するのも大切ですが
避難訓練を行うことが一番大切と思います。
個別避難計画を先に立てないと避難訓練はできないと思われがちですが
例えば午前中に関係者で避難訓練を行い、午後から個別避難計画を立てる話し合いをする、
という手順前後でも差し支えないと思います。
それくらい避難訓練は大切です。
というわけで福岡県医療的ケア児支援センターが中心となってプログラム構成し
九州各県から「避難訓練」をテーマに4つの実践報告を計画しました。

特別講演も含め今回の登壇者に医師がひとりもいない点に注目ください。
退院後に生活を支える主役となる病院外の福祉職や看護職がどのように災害対策を考えているのか
災害訓練の様子を動画も交えて紹介するなど視覚的にわかりやすい研修会になっています。
よろしければご参加いただきご自身が担当されている医療的ケア児の災害対策にお役立てください。

<開催名> 第6回九州小児在宅医療支援研究会
<テーマ> 医療的ケア児等の災害対策
〜九州各県の取り組み〜
<日時> 2025年7月19日(土)13時30分〜16時30分
<開催方式> 完全オンライン開催+後日配信あり
<参加費>  一般・大学院生・当事者 1000円 (学生無料)

<対象> 小児在宅医療に関心のある方ならどなたでも
<主催> 福岡県医療的ケア児支援センター / 熊本小児在宅ケア・人工呼吸療法研究会
<共催> 熊本大学病院小児在宅医療支援センター / 熊本県医療的ケア児支援センター
<ホームページ>
https://sites.google.com/view/kyushushouniza/

<プログラム>
開会 代表挨拶 緒方健一(九州小児在宅医療支援研究会代表、おがた小児科内科)
◉実践報告(避難訓練)(60分)
・福岡県より
中原 京子 氏(福岡県医療的ケア児支援センターアドバイザー)
・長崎県より
井村 弘子 氏(長崎県医療的ケア児支援センター)
・佐賀県より
朝永 渉 氏(佐賀県医療的ケア児等防災アドバイザー)
・熊本県より
宅島 恵子 氏(熊本県医療的ケア児支援センター)

休憩

◉特別講演(60分)
「災害時要配慮者の防災対策を進めるファーストステップ」
九州大学大学院人間環境学研究院
准教授 杉山高志 氏(情報学博士)

◉総合討論(30分)